都留 稔了(広島大学)・山口 猛央(東京工業大学) 上宮 成之(岐阜大学)・吉岡 朋久(広島大学) |
膜材料は分離に限らず、反応場、移動場としての新規な応用が進み、水処理だけでなく、反応分離や燃料電池,電子デバイス、バイオプロセスへ応用され、水素エネルギー技術、バイオマテリアル、分子認識デバイス、有機薄膜デバイスなど、様々な分野にまたがる総合工学へと展開しています。また分離膜、電池隔膜、センサーデバイス、様々なエレクトロニクスデバイスに利用される薄膜技術は,必要不可欠な要素技術となっています。本シンポジウムでは,様々な研究分野で必要不可欠な要素技術となっている膜に関する研究者が、一同に会し議論します。新規機能膜,膜特性評価、膜製造プロセス、膜応用プロセスなどについて,膜工学の現状を俯瞰し,新たな発展に貢献したいと考えています。以上の観点から,本シンポジウムは、膜というキーワードで集まる、部会を隔てない横断型のシンポジウムとしたいと考えています。膜分離,膜型反応、燃料電池膜、水処理、濾過、バイオマテリアル、バイオインスパイアードマテリアル、センサーデバイスなど膜工学に関する基礎的な研究から応用研究まで幅広い分野から発表していただければ幸いです。