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持続的で力強い成長を実現し、一人一人が豊で充実した生活を享受することが出来る社会を実現するために、産業の振興とこれを支える人材の育成は永遠の課題であり、これまでも産学官がそれぞれの立場で人材の育成と云う課題に取り組んできた。 社会が多様化しこれに応じて要求される人材もまた多種多様なものとなってきており、産学官がより緊密に連携し、これに応えてゆくことが必要となってきた。 このような背景の中、平成19年に文部科学省と経済産業省が共催し、産業界と学界を加えた「産学人材育成パートナーシップ」を立上げ、鋭意検討を行なってきた。 この中で、化学分科会は実際に行なわれている事例を「グッドプラクティス」にまとめ、広く紹介を行なうことにした。 化学工学会は趣旨に賛同し、第42秋季大会でシンポジウムを企画した。 一方、化学工学会は人材育成センターを設立し、早くからこの課題に取り組んできた。 当学会の人材育成事業の中のいくつかは、この「グッドプラクティス」にも取上げられており、8号学会誌「化学工学」の小特集として、「産学人材育成パートナーシップ −グッドプラクティス−」を紹介するとともに、化学工学会の人材育成の取組をシンポジウムでも紹介する。