W107

[基調講演] 宇宙に生きる
[Keynote lecture] Living in Space

(JAXA宇宙医学生物学研究グループ長) 古川 聡 氏
(JAXA) Dr. Furukawa Satoshi

医師かつ宇宙飛行士の演者は、5ヶ月半の宇宙滞在で様々な極限的ストレスを経験した。それは例えば無重力による骨格筋萎縮、骨量・骨密度低下、閉鎖環境による体内リズムの不調、宇宙放射線被ばく等々。これらは相乗的に作用するのでは?地上でも関連する問題があるのでは?との問いから、統合的な連携研究が必要との強い認識に至った。「宇宙で遭遇する生物学的リスク・ストレスの解明とそれらの回避・軽減を目指し、同時に現代の地上の超高齢化・ストレス社会の克服につなげたい。」そう願って結成した新学術領域研究「宇宙からひも解く新たな生命制御機構の統合的理解(略称:宇宙に生きる)」をご紹介する。
(なお、訓練など,やむを得ぬ事情により講演者が変更する可能性があります。)


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