松方正彦(早稲田大)・古山通久(九州大) |
化学工学会では3月11日に発生した東日本大震災にともなう電力供給不足に対する対策について、3月28日に緊急提言を行いました。その後も、電力需給に関する情勢の変化に対応するとともに、提言内容の精度向上の実現に向けた努力を続けてきました。また、提言内容の実現に向けて、対外的に情報を発信する活動を続けています。本シンポジウムでは、今夏を超え、東京電力・東北電力管内の需給バランスに対する結果が明らかになった時期に年会が開催されることを踏まえ、提言活動の総括を行うとともに、今冬、来夏の電力の需給バランスに対する見通しと、その対策について報告し、議論します。