■お詫び■
本シンポジウム見学会の問い合わせに使用しているメールアドレスが、 3/12 11:45より3/15 19:35の間不通となっておりました。 皆様に大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫びします。

関西支部企画シンポジウムのご案内

関西発、技術イノベーション!〜最先端医療産業の展開〜

詳細プログラム(PDF)

開催日  2013年3月19日(火)
     午前:講演(J会場 9:00〜11:40) / 午後:見学会

主催:化学工学会
協賛:近畿化学協会、日本生物工学会、粉体工学会、日本粉体工業技術協会
   製剤機械技術学会、日本プロセス化学会、分離技術会
   日本再生医療学会、ISPE日本本部

シンポジウムご紹介

関西では、多くの製薬企業及びアカデミアによって医療産業へ多くの取り組みがなされています。本セミナーでは化学工学の視点からそれらの取り組みを紹介します。午前中は、関西のジェネリック医薬品企業である東和薬品から多品目の医薬品を高品質で製造する環境を支えるエンジニア技術、また、新しい再生医療産業のリーディングカンパニーを目指すジャパンティッシュエンジニアリングの製造への取り組みについての2件の招待講演に加え、基礎研究から臨床応用、産業化に結びつける橋渡しを目指す大阪大学医学部附属病院 未来医療センター、医薬品の結晶化技術を持つ大阪大学発のベンチャー企業:創晶、医薬品の晶析技術研究の大阪市立大学、関西経済連合会・関西イノベーション特区推進室のライフサイエンス分野への取り組みを紹介します。

午後から、関西の医療技術を体感していただくため、東和薬品(門真市)及び塩野義製薬(摂津市)の製剤工場見学や大阪大学敷地内の阪大未来医療センター及び創晶(阪大発のベンチャー)、医薬品等の輸入手続きのスピードアップを目指す関西空港(医薬品低温倉庫など)を見学いただくことができます。多数のご参加をお待ち申し上げます。

詳細プログラム(PDF)

プログラム

3月19日 午前  講演(9:00-11:40 J会場)

J301 (9:00〜9:40)東和薬品(株) 播磨 武 氏
 [招待講演] 高活性製剤のエンジニアリング
 高活性の固形製剤と無菌製剤を製造できる山形工場を建設したが、建設デザインで高活性物質の封じ込めに苦労した部屋の圧設定、配管等のシール、アイソレータの封じ込め、配水管の取扱いなどを具体的に述べる。また、実際の高活性製剤の製造で特に重要と考える洗浄バリデーションについての考え方を述べる。
J303 (9:40〜10:20)(株)ジャパンティッシュエンジニアリング 畠 賢一 氏
 [招待講演] 再生医療産業が発展するために必要なこと −自家培養表皮事業の経験をもとに考える−
 演者らは2009 年より、自家培養表皮を広範囲重傷熱傷患者治療に供給してきた。この自家培養表皮は、わが国初の再生医療製品として厚生労働省から製造販売承認を取得したものである。患者自身の細胞を用いて作られるため、これまでの医薬品・医療機器の製造業とは全く異なる。本講演では、再生医療産業が発展するには何が必要かについて、具体的事例をもとにお話ししたい。
J305 (10:20〜10:40)大阪大学未来医療センター 齋藤 充弘 氏
 基礎研究から臨床応用,産業化への橋渡し −幹細胞移植による再生治療の現状と課題−
 国内で承認されている再生医療製品は2品目のみで、その他のほとんどは、安全性・有効性を検証するための臨床研究の段階にある。本シンポジウムでは、大阪大学で行われている重症心不全に対する再生治療について概説すると共に、幹細胞を用いた再生治療の展望について議論したい。
J306 (10:40〜11:00)(株)創晶 安達 宏昭 氏
 有機低分子・タンパク質の結晶化技術とその事業化
 創晶は、異分野連携による革新的な結晶化技術に基づき2005 年に起業した大阪大学発の創薬支援ベンチャーです。従来法では結晶化しにくい医薬候補化合物(有機低分子)やタンパク質をレーザー照射や溶液撹拌などの独自技術により、高確率で結晶化したり、大型高品質な結晶を作製する受託サービスを事業の柱にしています。
J307 (11:00〜11:20)大阪市立大学 大嶋  寛 氏
 晶析操作が溶液構造に及ぼす影響
 医薬に代表される有機化合物の晶析に於いて、粒子径・粒子径分布・多形・溶媒和物などの結晶特性を制御するためには、溶液中の溶質の挙動、すなわち溶液構造を制御する必要がある。冷却、貧溶媒添加、晶析温度設定、撹拌などの操作が、溶液の構造にどのように影響を及ぼしているのかについて議論し、所望の結晶を得るための操作に繋げたい。
J308 (11:20〜11:40)公益社団法人 関西経済連合会 平岡 潤二 氏
 関西イノベーション国際戦略総合特区の現状
 「関西イノベーション国際戦略総合特区」は、関西の多くのシーズを活かし、ライフ・グリーン分野において32の事業を展開し、国際競争力の強化を目指している。現在、全国7つの国際戦略総合特区の中でも順調なスタートを切ることができたが、目玉の規制緩和が進んでいない。これまでの取組みと今後の予定について紹介する。

3月19日 午後 見学

13:00阪大出発−14:00見学&質疑応答〜16:00すぎ現地解散
(ただし,関西空港は,15:00見学&質疑応答〜17:00すぎ現地解散)

見 学 先定員受付状況
見学コースA120分阪大未来医療センター<吹田市>
大阪大学敷地内で基礎研究から臨床応用,産業化への橋渡し目指す施設です。
http://www.hp-mctr.med.osaka-u.ac.jp/
15名
見学コースB120分創晶(阪大ベンチャー)<吹田市>
レーザーを使用した有機低分子・タンパク質の結晶化技術で2005年起業の大阪大学発のベンチャー企業です。
http://www.so-sho.jp/pj/company.php
15名
見学コースC120分塩野義製薬・摂津工場<摂津市>
固形製剤棟をご見学頂きます。この棟の生産設備は錠剤・カプセル剤に加え、微粒子コーティングなどを用いた特殊製剤にフレキシブルに対応できる設備になっています。
30名
見学コースD120分東和薬品・大阪工場<門真市>
当工場では、年間に内服固形剤を約150品目・16億錠生産しています。高品質で付加価値のある製剤技術の確立、生産ラインの設備拡充や供給体制の増強を行っています。“魅せる工場”をコンセプトとした、また製剤開発型工場として位置づけた東和薬品のジェネリック医薬品製造工程を見学して頂けます。
35名
見学コースE120分関西国際空港(医薬品定温倉庫など)<泉佐野市>
「関西イノベーション国際戦略総合特区」の活動とも連携して医薬品等の輸入手続きのスピードアップ、信頼性の高い管理体制で医薬品産業を支えることを目指しています。倉庫だけでなく普段入れない滑走路からの輸出入の荷物の動きなどを確認いただくことができます。
20名

参加希望者は上記コースのいずれか1つを選び、予約してください。
※予約締切は3月11日月曜日ですが、各コースとも定員に達し次第締め切ります。

申し込み方法

化学工学会第78年会参加登録者は、本シンポジウム(講演・見学)に無料でご参加いただけます(交通費は自己負担です)。 参加ご希望の方は、まず化学工学会第78年会への参加登録をお願いします。

メール本文に、下記情報を記載の上お申し込みください。また、お連れの方も同時にお申し込みいただけます。(定員間近のお申し込みの場合は、少人数の申し込みを優先させていただく可能性があります。)
********** 申込内容 ***********
希望されるコース(A-E):
御氏名:
御所属:
ご連絡先メールアドレス:
**** メール本文に貼り付けてご使用下さい ****

問い合わせ・見学予約受付

化学工学会関西支部第78年会実行委員会 見学会受付担当
 E-mail: 78sympcheng.es.osaka-u.ac.jp

※参加決定者にはメールで当日の集合場所など詳細をご連絡します(3月初旬)。